当院について
いそむら内科のコンセプト
いそむら内科のホームページをご覧頂き、有り難うございます。内科診察という基礎を大切にし、肝臓・胆のう・膵臓を得意分野として、力を入れております。
内科とは、実際の医療場面で “内側を良く診ること、身体の内側を良く考えること” を意味すると考えます。しかも、なるべく身体に傷や痛みを与えずに診療行為を行うことが求められます。
先人からの汗と努力の積み重ねにより、医学・医療は多岐にわたる発見・創造・工夫がなされました。沢山の専門分野が開拓され、専門医達の大変な努力の積み重ねにより、徐々に進歩が見られています。しかし、余りに医療が専門的に分化し、患者様から病気の全体像、自然経過が見通し難くなっています。
診療所の使命は、多岐に渡る症状、医学情報、専門医の意見、方針を、患者様一人ひとりの背景・体質に合わせて、疾病の全体像への本人の理解や治療方針の選択をサポートすることが大切な使命と考えます。
患者様が様々な医療の場面で選択や判断に疑問を持つことは、当然のことです。“神のみぞ知る”領域も確かに存在します。しかし、できるだけ患者様にそれら全体像をご説明するとは、医師の重要な仕事です。
特に内科医師は、各分野の専門医療の意思疎通を助け、患者様一人ひとりの背景・体質に合致した医療の方向をご案内することに重大な存在意義があるものと考えています。
現在はクチコミ、テレビ・インターネット・新聞などから医学情報が溢れています。しかし、それらの情報が、皆様のような患者様一人ひとりに合致し、有効に活かされるとは限りません。あなたの疑問や諸情報の適否を相談できる可能性のある存在が“かかりつけ医”です。 あなたの生活背景や病態の全景をある程度以上知らない“名医”や“有名人”にはその様な判断は通常困難でしょう。
診療科を問わず、“かかりつけ医”を近隣につくられ、相談しながら信頼関係を築き、あなたに合った医師患者関係を育てていただけると幸いです。相性の良いかかりつけ医を作ることは、遠回りのように思えますが、実は最も効率的な医療機関選択への近道です。
当院では、病態が当院医師の担当領域を超え、他領域の医師による診察が適切と当院医師が判断した場合には、患者様一人ひとりが受診し易く、有意義な診療になるような医療機関の紹介を努力しています。
地球を歩こう → 有酸素運動(歩行・水中歩行)の勧め
ところで、内科共通の治療視点として、身体を構成する全ての細胞の新陳代謝を考える事が、医学的原点です。脳細胞も、脊髄の神経細胞も、心臓を鼓動させる心筋細胞も、酸素と二酸化炭素を交換する肺胞細胞も億単位の細胞をコツコツと新陳代謝させ、最新の機能を保っています。
同様に、消化管の内側表面の粘膜細胞、壮大な化学工場である肝臓の細胞も、次世代を育む生殖細胞も、身体の屋台骨を作る骨も、そして全身を覆い守ってくれる皮膚細胞も、生きて行く為の情報を取り込む重要な窓口である、眼耳の感覚器細胞も同様に新陳代謝を実行し、最新の機能を保っています。
身体の隅々に綺麗な空気と清らかな水を運ぶために、ヒトの身体は何重もの工夫が為されています。口からの栄養の取り方も重要ですが、ヒトは人間である前に、動物です。現代の私たちの生活は便利かもしれませんが、ヒト体内の何億もの細胞にとって健康的な生活でしょうか?
これらの新陳代謝の機能、現代人に最も欠けている動物としての機能を復活させることによって、かなりの病気が改善されるはずです。その為には、良く取り込み、良く出す(排泄)することです。
再認識したいのは、『水』と『酸素』です。呼吸で良い酸素を十分量取り込み、飲水で良い水(H2O)を十分に身体の隅々に供給することです。良く『水』と『酸素』を取り入れ隅々に供給する為には、出す方も重要です。
出口が渋滞しては、良く『水』と『酸素』を取り入ることは困難です。尿、便、汗、呼気、生理……全てが気持ち良く、スムーズに出ているでしょうか?この出口方向を改善してくれるのが、有酸素運動(歩行・水中歩行)です。終了時に軽く発汗する程度の運動は、急性期の病態を除けば、ほぼ全ての病気の修復を助けてくれるはずです。
この『水』と『酸素』の出入をコントロールしているのが、神経系です。だから、7時間の良眠が大切なのです。どんなに優秀で高価な薬でも、薬そのものが『睡眠』の替りをして呉れる事は、有り得ません。
わざわざ運動することは、現代生活に慣れた私たちにとって、億劫で、時間を取られて、疲れて……煩わしいことは事実です。
しかし、有酸素運動(歩行・水中歩行)を定期的に約1週間実践された方のほとんどの方が、運動開始時の頃の運動による疲れ方が徐々に減少してゆくこと、精神的に気分がスッキリする傾向を自覚されています。
本当の有酸素運動(歩行・水中歩行)の効果が、各疾患に対し有意に表れる為には、6月間位を要します。でも、僅か1週間程度でも、身体の細胞が喜んでくれているからこそ、運動による疲れ方の減少や、精神的なスッキリ感向上が得られると考えられます。
当院では、このような考えを基に、みなさんを地元のウォーキングコースへご案内したいと考え、様々なヒントとともに多方面から指導を実践しています。
『水』と『酸素』と『睡眠』……これが人間本来の自己修理能力を改善し、病気に負けない身体を作ってゆく基盤です。週あたり1時間(2~3分割可)から始めて、週2時間=概ね年間100時間を達成すると、随分身体が良い方向に変化してきます。最初に有酸素運動(歩行・水中歩行)を始める勇気を持ち、6ケ月は継続する力を維持するためには、運動療法への深い理解→自分にとってわざわざ運動実践する事が必要と納得のできる理解が必要です。その点を当院はサポートしたいと考えています。
設備のご紹介
感染対策関連
内視鏡検査(胃カメラ)時の感染予防対策として、個人の感染予防具の装着、検査器具の徹底的な消毒、検査後は時間をかけて十分に室内の換気を行うなどの対策をとっております。
ご不快に思われる方もいらっしゃると思いますが、安心・安全に検査を行うためですので、何卒ご理解をお願い致します。
当院では24時間換気システム“エアヒル”を連続運転中です。
来院順診察受診のご案内
毎週月曜午前と毎週金曜日午前の院長診察枠は来院順診察の時間帯です。
毎週水曜日午後の非常勤医師 田中健史先生の診察枠も来院順診察です。
大変お手数ですが、電話での来院順番は受け付けておりません。お手数でも、窓口の順番票に各自でお名前をご記入お願い致します。
ご記入はご家族等が記入されても構いません。
当院の診療体制は以下の通りです。
①随時受付枠での診察について
窓口にて順番表にお名前をご記入頂いた順番で診察させて頂きます。
※お電話で診察の順番は取扱いしておりませんのでご了承ください。
窓口での来院順受付開始は 月・水・金 ともに 午前9時30分 からです。
診察時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 10:00~13:00 |
院長 来院順受付 |
院長 時間帯予約制 |
院長 時間帯予約制 |
休 | 院長 来院順受付 |
院長 時間帯予約制 非常勤医師 来院順受付 |
休 |
午後 16:30~18:00 |
院長 時間帯予約制 |
休 | 千葉大学病院医師 来院順受付 |
休 | 院長 時間帯予約制 |
休 | 休 |
②<予約診療について>
お電話での予約も承ります。ただし、受付対応時間は窓口・お電話ともに午前9時から午後13時および、午後16時から18時までです。
③点滴のみの方は、診療時間終了の30分までに来院ください。
④お薬の処方のみ、定期の注射のみ、採血のみの方は、午前の受付は午後13時まで、午後の受付は午後18時までとなります。
診療科目のご案内
内科、消化器科、肝臓内科、胆のう内科、膵臓内科、循環器内科、呼吸器内科、漢方外来
・肝臓、胆のう、膵臓、がんに関する検診,治療およびセカンドオピニオン担当
・糖尿病検診
・千葉市検診(特定検診・肺・胃・大腸)
・健康診断、事業所の定期健康診断/p>
・人間ドック(予約制)
・肝臓ドック(予約制)
・腹部超音波検査(原則随時)
・胃内視鏡(予約制)
医療機器のご案内
・超音波診断装置
・消化管内視鏡(胃カメラ)
・レントゲン撮影、透視診断装置
・心電図、24時間心電図
・CT、MRI撮影(提携医療機関にて)
看護部門よりご挨拶
当院の看護師職員は少人数ですが、患者様の体調や病気の背景を常に心がけております。混雑する時間帯や、検査内容などによっては止む得ず、採血や注射・点滴の順番が入れ替わったりする場合がございます。
また、特に重篤な患者様のいらっしゃる場合には、緊急の対応を行う為に皆様にご迷惑をお掛けする場合がありますが、何卒お許しください。
上部消化管内視鏡検査のご案内
当院の上部消化管内視鏡検査は、超細径(5.9mm)の内視鏡装置を採用。検査精度も通常上部消化管内視鏡装置に遜色なく、喉通過時の違和感が少ないことが特徴です。喉の違和感がとても強かった経験のある方は、医師と相談のうえ、経鼻上部消化管内視鏡を選択したり、鎮静剤(緊張が和らぐ注射薬)の検査時併用が可能な場合がありますので、ご希望をお伝えください。特に若い男性の患者様では、経鼻上部消化管内視鏡は有利な場合が少なくありません。
しかし、10~20人にひとりの割合で、鼻腔内部が弯曲または、狭いなどの理由から、経鼻上部消化管内視鏡を断念し、通常の経口上部消化管内視鏡に変更する場合もございます。
内視鏡の最中は看護師が声を掛けながら、手を背中に添えるなどして、検査がスムース受けられる様に配慮中です。
また、上部消化管内視鏡に用いる機器はガイドラインに基づき、充分な洗浄と消毒を行っております。
食道、胃、十二指腸における各検査法の比較 | 造影剤バリウムを用いた胃透視検査 | 経口内視鏡 | 経鼻内視鏡 | |
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苦痛があるかどうか | 嘔吐感(主に喉通過時の) | ほとんどない | 強い | ほとんどない |
挿入時の辛さ | ない | 気になる | あまり気にならない | |
息苦しさ | ない | 気になる | あまり気にならない | |
おなかが張る感じ | 気になる | 気になる | 気になる | |
心拍数などの体の変化 | 心拍数 | わずかに増加 | 増加 | わずかに増加 |
収縮期血圧 | 変わらず | やや増加 | 変わらず | |
その他 | 検査中の会話 | できる | できない | できる |
組織採取 | できない | できる | できる | |
検査終了後の飲水再開可能時刻 | 直後から | のどの違和感が減少してから(約30分) | のどの違和感が減少してから(約15分) | |
検査終了後の食事再開可能時刻 | 直後から | 終了後、約2時間30分以降※1 | 終了後、約2時間以降 | |
検査終了後、自動車や器機の運転再開可能時刻※2 | 約15分 | 鎮静剤使用の場合は当日運転等禁※2 | 鎮静剤使用の場合は当日運転等禁※2 | |
極めて稀だが重い合併症 | 腸閉塞(バリウムが腸の内部で稀に固まってしまう) | 消化管出血(生検※3の場合) | 消化管出血(生検※3の場合) | |
検査による腸閉塞を避けるために必要な事項や検査後の工夫 | 常時下痢の方を除き、指示された下剤を服用のこと | 不要 | 不要 | |
検査終了後約4時間以内に充分量の飲料水(800ml以上)が必要 | 腸管内に残った空気を上手く排出する為、腹部加温と体位変換(30分位で姿勢を多彩に変える事)が望ましい | 同左 | ||
検査終了後の服用薬の再開時刻※4 | ①血液をサラサラにする薬:直後から可能 | 食事再開後すぐに可能(生検ありの場合、検査終了翌日から) | 同左 | |
②血液をサラサラ用以外の薬は直後から可能 | 食事再開後すぐに可能 | 同左 |
※1 検査時に鎮静剤注射の使用有無や、ご年齢、他疾患併存の程度により異なります。通常例と異なる場合には、別途指示がありますのでご注意ください。
※2 潜在するボンヤリ感が、事故を招く危険あり。ご自分で運転されてのご来院は避けて下さい。止む得ない状況の場合、医師の判断により、可能な場合もありますが、ご相談ください。
※3 生検とは、組織の一部を採取すること。
※4 薬の再開やインスリン注射などは、かかりつけ医師からの指示がある場合は、その指示内容を当院に報告のうえ、その指示を優先してください。
主要連携紹介先病院一覧
国立病院機構千葉医療センター
国立病院機構千葉東病院
千葉メディカルセンター(旧川鉄病院)
千葉市立青葉病院
千葉大学医学部附属病院
千葉労災病院
千葉県がんセンター
千葉市立海浜病院
放射線医学総合研究所重粒子医科学センター病院
船橋中央病院
船橋市立医療センター
さんむ医療センター
市立大網病院
君津中央病院
癌研究会有明病院
CT、MRI検査の院外委託
当院ではCT、MRI検査が必要と担当医師が判断した場合、近隣の連携病院で高度な検査を受けることが可能です。
撮影部位や方法の依頼は当院から書面で依頼状作成で依頼し、診断結果と撮影フィルムは当院に戻ってきます。当院からそれらCT、MRI検査結果を患者様へ説明する方法が通例です。
患者様一人ひとりの病態分野を考慮し、その分野の撮影を得意とする近隣病院を選択のうえ、CTやMRIを委託しています。この方法が、検査の質向上と受診の際の手続き簡易化に有効です。